みなさんこんにちは。今回は前回の続きで、就農相談の道のりについて書いていきます。
2.就農相談センター的なところに就農相談の電話をする
役所の農林〇〇課的なところに電話してみたものの、それから何を進めたらいいかまた分からなくなった私は、「とりあえずできることからやってみよう」との思いから、農業講座をやっている就農相談センター的なところにまた電話してみることにしました。
偶然にも、農業講座の担当者さんが就農相談の担当者でもあったため、同時に就農相談もスタートすることになったのですが、そこで聞かれたのは前回の記事に書いたものと同様でした。特に詳しく聞かれたのは「なんで公務員やめてまで就農するの??」ということでした。今思えば当然のことかもしれません。
「なぜ農業をやりたいのか?どんな農業をやりたいのか?」
ココが具体的でしっかりしていないと、後々気持ちがぶれてしまうというか、「それなら就農でなく農業に関連する仕事の方がいいのでは?」「農業より家庭菜園がいいのでは?」等という路線を根本から考え直す必要が出てくる可能性があるから、はっきりさせておくべきだと今更思います。
私の場合は「自然と関わる仕事がしたい」という理由ともう一つ、「全て自分の責任となる仕事がしてみたい、経営がしてみたい」という理由があったので、やはり独立就農しかないと思っていました。
ひととおり質問事項に答えた後、次回の相談はZOOMでの相談となりました。
3.ZOOM、電話で就農相談を重ねる
そこから何度かZOOMやメールでの就農相談を経て、少しずつですが就農への道のりが見え始めてきました。そこで固まってきたことはこんな感じです。(職員の方はとても親身になって丁寧に対応してくださいました。本当にありがとうございました。)
- 果樹がやってみたい。兵庫県が産地であるイチジクや、ブドウに興味がある。
- いきなり就農は不可能。農業関連の事務仕事をやりながら、インターンシップ等でまずは1年勉強する。
- その後、農業法人か研修機関で研修する(1~2年)
- 研修後、独立就農する。
果樹がやってみたいと思った理由はシンプルで、自分がフルーツが大好きだからです。また、栽培するなら産地となっている作目の方がノウハウもデータも蓄積されていると考えたため、イチジクやブドウに興味を持ちました。
いきなり就農が難しいと思った理由については、やはりあまりにも自分には知識も経験もなさすぎると感じたからです。これは人によりけりだと思いますので、いきなり農家さんのもとで研修したり学校に行ったりもあるのかなと思います。私の場合は、転職先が農業関連の仕事だということも決め手のひとつでした。働きながらある程度の勉強ができると思ったからです。
働きながら研修やインターンシップにてある程度の経験を積む。そして改めて農家さんや学校で一から学び、充分に実践を積んで計画も立てたうえで独立就農する、といったイメージのスケジュールを立てました。
4、5.農業関連の事務仕事を1年間務める、インターンシップ等の研修に参加する
4の間に運よく農業関連の事務仕事の募集が出ていたため、応募。なんとか採用となり1年間の期限付きで働くことになりました。振り返っても良い決断だったかと思います。書籍などで勉強はしていたものの、農業について知識が全くないと言っていい状態だったので、そのまま農業法人等や機関で研修してもなかなかに苦労したのではなかろうか…
担当していたのは事務仕事ですが、それでも農業関連の仕事をしたことで、
- 基本的な農業に関する知識が増えた
- また農業者の知り合いが増えた
- その間にインターンシップや研修を受けて実践的なことを僅かながらにでも学べた
という大きな収穫を得ることができました。
ということで、続きはまた次回!
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